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矯正歯科について

Orthodontics

矯正歯科について|長野市で矯正歯科を行う長野駅前おとなこども矯正歯科

矯正歯科とは

矯正

矯正歯科とは、歯科の中でも歯並びなどの歯の位置関係や上下の歯を咬み合わせた時のぶつかり合いに関わる症状や諸問題を改善することを専門とする部門です。

歯科矯正治療は、歯並びや咬み合わせを変える治療です。食事や会話等が支障なく行え、その人自身が本来あるべき理想の状態に歯並びや咬み合わせを再構築することを目標にしています。その結果として、上下の歯で咬んだ時の適切な咬む力の発生や分散が可能になることで個々の歯の寿命の延長、機能美としての口元の印象の改善を積極的に行うことになります。

歯科矯正治療の意義

咬合(歯並びや咬み合わせの)異常を改善して、形態的(お顔や顎のかたち、歯並びや位置関係)・機能的(顎の運動や上下の歯のぶつかり合い)・社会心理的障害(口元の見た目やコンプレックス)を取り除き、咀嚼器官(ものをかむための役割)を構築することを目的とします。
咀嚼の効果は、虫歯や歯周病の予防、唾液分泌促進、肥満予防、お顔や顎の成長促進、適切な形態維持、筋肉の活性化、姿勢のコントロール、運動能力・記憶力の向上、免疫機能の維持等が期待できます。

歯並びや咬み合わせが悪いとどうなるのか?

以下のような障害が症状として出てくることがあります。

  • うまくものが咬めない
  • 生えてくるはずの歯が生えてこない
  • お顔や顎の骨格が変形する
  • 顎が痛い、顎のあるべき位置がわからなくなる
  • 口元の見た目が悪くなる
  • 発音が悪くなる
  • 虫歯や歯周病の治療・予防が難しくなる
  • 一本一本の歯の寿命が縮む など

歯科矯正治療の分類

小児写真

一言に矯正治療と言ってもいろいろな呼び方、名称があり理解を妨げる要因ともなっています。歯科矯正治療を理解する上で最も重要な分類は以下が挙げられます。

Ⅰ期治療(成長期の矯正治療)

お顔やお口を含めたからだ全体の成長が著しい時期に、歯の生え変わりや顎の成長を利用することで現在または将来的に起こる問題に対して、症状の改善や重症化を予防することを目的とします。そのため、乳歯と永久歯が入り混じる歯の生え変わりや身長の大きな伸びが残されている時期限定の治療となります。
歯だけでなく顎の骨格に対しても矯正治療による介入が可能で、骨格的な問題に対して、可能な限り外科的な処置の回避または負担を軽減するための治療が行える場合があります。

主な治療目的はお顔や顎の骨格的なバランスの改善、歯の生え変わりの誘導、上下の歯を咬み合わせた際に起こる不良な接触状態の解消等が該当します。
将来的に起こり得る病気に対して早期治療、予防処置を積極的に行うことができる反面、成長変化は継続し、顎のかたちや大きさ、個々の歯の位置関係は著しく変化するため、御本人の最終的な歯並びや咬み合わせを決定することは出来ません。

Ⅱ期治療(仕上げの矯正治療)・成人矯正

歯の生え変わりは終了し、お顔やお口を含めたからだの成長が完了している方が対象となります。からだの成長変化は終了しているため、歯科矯正治療による詳細な歯の移動を行うことで、ご本人とって歯並び・咬み合わせの最終理想形を決定する治療を行うことが可能です。効果的な歯の移動によって、理想的な歯並び・咬み合わせのための再構築を行います。

当院では患者様の症状やご要望に合わせて、表側矯正、裏側矯正、マウスピース矯正のそれぞれの治療法のメリット・デメリットをご説明・ご提案しております。

一方で、成長変化を利用した骨格の変化や生え変わりによる自然な歯の移動は望めないため、顎の変形が強い場合や歯を動かし配列するためのスペースが足りない場合などの、時間経過とともに比較的重症化してしまった症状が認められる場合には顎の手術や抜歯等の外科的な処置が必要になることもあります。

Ⅰ期治療、Ⅱ期治療は1段階目、2段階目の治療と言い換えることができます。
したがって、歯科矯正治療を最大限行うと想定した場合はⅠ期・Ⅱ期治療の両方が必要になることがあります。

!歯科矯正治療はお顔や口の中を含めたヒトとしての成長・加齢を十分に考慮し、将来的に起こり得る変化を予測しながら症状改善のための治療の内容や問題解決の優先順位を決めるため、以上の分類は概念や目的が全く異なる点で重要です。

さまざまな症状について

上顎前突(じょうがくぜんとつ)

上顎前突(じょうがくぜんとつ)

いわゆる出っ歯です。上顎(うわあご)が下顎(したあご)に比べて前方に突出または過度に前方に位置している状態です。この状態だと前歯でものを咬み切るのに苦労したり、顔を打撲した際に歯が損傷する危険性が増します。また、自然に唇で口を閉じるのが難しくなります。

下顎前突(かがくぜんとつ)

下顎前突(かがくぜんとつ)

受け口とも言われます。下顎(したあご)が上顎(うわあご)に比べて下の前方に突出または過度に前方に位置している状態です。うまく食べ物が噛めなかったり、滑舌が悪くなることがあります。口元の印象に影響を与えやすい症状です。

開咬(かいこう)

開咬(かいこう)

上下で咬み合わせた時に奥歯が数か所で当たるだけで、前歯にいくにつれて上下の歯が当たらず浮いた状態で上下の空間が開いている状態のことです。発音が悪くなったり、前歯でものを噛み切ることが難しくなります。舌の癖や指しゃぶり等が原因の場合があります。

叢生(そうせい)

叢生(そうせい)

歯がでこぼこに並んでいる状態のことをいいます。歯磨き等の清掃がしにくくなることで虫歯や歯周病の治療や予防に関して不利になります。

過蓋咬合(かがいこうごう)

過蓋咬合(かがいこうごう)

上の歯が下の歯を覆ってしまうほど深く咬でいる状態をいいます。上下の歯が互いに歯同士で当たらず、すれ違ってしまっていることで下の歯が上の歯茎を刺激し、口内炎ができたり、歯周病の原因にもなります。

上下顎前突(じょうかがくぜんとつ)

上下顎前突(じょうかがくぜんとつ)

上顎・下顎ともに前方に突出している状態をいいます。口元の印象に影響が出やすい症状です。

交叉咬合(こうさこうごう)

交叉咬合(こうさこうごう)

上下の奥歯が互いに適切に当たらず、すれ違ってしまうことで顎の位置や動きに制限をかけてしまっている状態です。左右の顎の成長に差が出ることによりお顔や顎の骨格が歪む原因になる場合があります。

空隙歯列(くうげきしれつ)

空隙歯列(くうげきしれつ)

歯と歯の間に隙間ができている状態です。隙間があると食べ物が詰まりやすくなり、虫歯や歯周病の原因になります。また隙間から息漏れが生じるのでサ行・タ行・ラ行の発音が悪くなります。隙間に対して歯が自然に動くことで歯並び・かみ合わせが持続的に悪くなることがあります。

矯正装置について

表側矯正

表側矯正

従来のワイヤー治療であり、昔は金属のブラケットを用いてギラギラと目立っていましたが、現在は比較的目立ちにくい装置を採用しています。前歯部にプラスチックブラケットやセラミックブラケットを使用し、ワイヤーの種類もシルバーワイヤーとホワイトワイヤーを用意しています。

舌側矯正

舌側矯正(ハーフリンガル・フルリンガル)

舌側矯正治療とは歯の舌側(裏側)に矯正装置をつけることで、表から矯正装置が目立たない状態で治療することが可能な治療方法であり、リンガルブラケット矯正治療と呼ばれています。
また、上顎は裏側、下顎が表側にワイヤーを装着する方法を『ハーフリンガル』、上下顎共に裏側にワイヤーを装着する方法を『フルリンガル』と記載しております。

マウスピース型矯正

マウスピース型矯正

マウスピース型矯正治療とは、取り外し可能な薄い透明なマウスピース型の矯正装置を使った治療方法です。世界シェアを誇るインビザラインを採用しております。

床矯正

部分矯正

部分矯正治療は、歯並びで気になる歯を部分的に治す矯正治療です。 全体矯正治療と比較して、部分矯正治療は短期間かつ低価格での治療が可能です。

!しかしながらどのような方でもご希望に合った治療が可能という訳ではなく、適応症例は限られます。そのため、治療が可能かどうかについては相談の際にご説明させて頂きます。
相談では、メリットやデメリット等を理解して頂き、どの程度治すことができるのかご納得して頂いた上で矯正治療を行うことになります。
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